語学のレベルはどれくらいが必要?

語学のレベルはどれくらいが必要?

語学のレベルはどれくらいが必要? スポーツ留学は外国に学びに行くのですから、語学力をかなり高いレベルまで求められる印象があります。その一方でスポーツを学びに行くのですから、特にプレーヤーとして渡航する場合、語学力がそれほどなくても何とかなるのではないかという考えもあります。実際、海外へのスポーツ留学ではどの程度の語学力が求められるのでしょうか?

留学先によって語学に対する考え方はばらばら

留学先によって語学に対する考え方はばらばら 結論から先に言いますが、留学先によって求められる語学のレベルは全く違います。もちろんマネジメントやトレーナーの勉強をする場合は語学力がかなり求められますが、プレーヤーとしてスポーツ留学をする場合は、比較的語学力に対する基準が緩い傾向があります。以下ではケース別に求められる語学力の違いを考えてみたいと思います。

大学に進む場合はかなりのレベルが求められる

例えば米国の大学でバスケットボールをやりたいと思えば、かなりの語学力が求められます。特にUniversityと呼ばれる総合大学の場合、現地の生徒と同水準のレベルが求められます。
その理由はスポーツのためというよりも、勉強の方で語学力がないとついていけないからです。海外の大学でスポーツをやりたい場合、勉強でもかなり頑張らなければいけないので、語学力は必須です。

各アカデミーでも本格的なコースになると語学力は必須

各アカデミーでも本格的なコースになると語学力は必須 総合大学などと違い、特定の競技に特化してその競技を教える専門的な教育機関があります。例えば7万人以上のパイロットを輩出してきた米国最古の航空学校Spartan School of Aeronauticsなどは、4カ月の短期プログラムでも2年間の本格プログラムでも英語力をかなり高いレベルまで求めてきます。
外国人留学生は語学力テストTOEFLで高得点を事前に取っておかないと入学が認められません。

語学スクールを兼ねたスポーツアカデミーも存在する

一方、世界的に有名なゴルフのプロが指導をしてくれるようなスクールでも、語学力を求めない場所もあります。スポーツ学校と語学学校を兼ねたような経営スタイルの場所もあるので、語学が苦手な人がスポーツ留学をする際には足がかりになってくれます。
ただ、語学力が無くても入学できるスクールやアカデミーは、スポーツの面でレベルが一段落ちる場合が多いです。どうしても世界一流の指導をスポーツで受けたい場合は、英語を命がけで磨く必要があります。

語学力はスポーツの世界でも必須

将来的に一流のスポーツ選手になって海外で活躍したいと思えば、どのみち語学力は必須です。個人競技であってもチームスポーツであっても、チームメイトやコーチ、監督などと細かい意思疎通が不可欠です。
今まで日本で受けてきた指導を思い出してください。言葉というツールがスポーツの理解にかなり役立ってきたはずです。仮に本格的なスポーツ留学をしようと思うのならば、英語力は身に付けてください。