今までのページで、スポーツ留学に関する基礎的な情報をいろいろと確認してきましたが、いよいよ今回のページでは、実際の留学先選びに役立つ7つのチェックポイントを確認したいと思います。
実際に留学先を選ぶ作業は簡単ではありませんが、大まかな指針に沿って考えれば誰でも絞り込めます。そもそもどのような留学先が世界にあるのか、その全ての情報を一覧にはできませんが、現代はインターネットで「Golf academy」というように、スポーツ名とacademyなどの言葉を打ち込めばそれらしき選択肢は出てきます。
その他にも、有名選手の出身学校を一覧にする手もあります。できるだけ多くの学校情報を集めて、その上で以下の7ステップを行ない、学校を絞り込んでください。
当然の話ですが、何を学ぶのか自分の中で決めなければいけません。バスケットボールを選手として学ぶのかマネージャーとして学ぶのかでも違ってきます。自分の理想とする将来像を考えながら、学びたい内容を決定してください。
冒頭にも書きましたが、自分の目指す世界で活躍するトッププロのプロフィールをチェックし、そういった選手がどのような場所で学んできたのかをリストアップしてください。同時にインターネットを使って、Tennis Academy/Schoolなどと打ち込んで、できるだけ候補をたくさん集めてください。
今度は一覧にした学校のカリキュラムをチェックします。そもそも自分の学びたい内容を教えている学校なのか調べてください。この段階で大ざっぱに分類して、間違って集まってしまった学校をリストから外してください。
学校のある場所をチェックしてください。国は関係ありません。アメリカならアメリカ、オーストラリアならオーストラリア、その国のどこに学校が位置しているのかをチェックしてください。端的に言えば、田舎にある学校がお勧めです。欧米の学校は基本的に田舎に立地し、勉学やスポーツに専念できる環境が整っているケースが多いですが、下手に都会にある学校へ行ってしまうと生活費も高くなりますし、余計な誘惑で練習や勉強の時間を削られてしまいます。
目当ての学校を費用の面からチェックします。同じに見える学費でも寮のお金が含まれている学校、食費まで含まれている学校など、いろいろとあります。細かくチェックして、現実問題として留学ができるのかを考えてみてください。仮にお金が足りないようなら、期間を短くするなどして調整すると良いでしょう。
入学条件をチェックしてください。18歳以上の年齢制限がある場所に、高校1年生が応募はできません。高い英語力が求められる、TOEFLで基準の点数をクリアしていないと応募できないというアカデミーもあります。学校やレッスンの授業そのものにもレベルがあるので、自分の希望するレベルと合っているのかもチェックする必要があります。
学生の数は重要です。先生1人に対して何人の生徒がいるのか、学校全体で生徒はどのくらい居るのか、その生徒数は近年増えているのか減っているのか、確認をしてください。
別に以上の7ステップは一方通行というわけでもありません。戻ったり先に進んだり飛んだりしながら何度も学校選びに役立ててください。その上で悔いのない留学先選びを行なってください。